2011年4月1日(金)~3日(日)5ステージ
at シアター風姿花伝 [WEB]

【プロデュース公演 vol.2】修羅雷姫shura_2011_back

CAST

深月要

縣正利

伊藤元気

桜井麻里子

角田佐和子

Marcy伊藤

shura-cast

青木佑渡

池田怜央 

小森毅典 

佐藤圭右 

渡辺あさり 

大濱琥太郎
(48BLUES)

—天が轟くとき、修羅道をゆく女ひとり。—

時は明治。中山道は鳥居峠で、ひとりの女侠客が何者かの兇刃に倒れた。
東西にその名を知れた梶組貸元は息絶えた。血に染まる母胎はやがて静かに波打ち、孤独な鼓動をはじめる。季節はずれの雷と豪雨が吹きつける中、突如降臨した異界者たちの呪術により生を受けた胎児は、《修羅雷姫》となって現世に産声を上げた。

 それから20年が過ぎ、梶組の金看板を背負った宿命の子、雷姫は19歳になった。
雷姫の育ての親である元梶組の子分・成吉は、殺された貸元に義理を立て、梶組復活を願うばかり。しかし、2代目を継ぐべき雷姫はそんなことには一切気もくれず、恋人の平野屋徳兵衛のことで頭がいっぱい。成吉の願いはもろくも崩れ去るのだった。

 一方、この国では開国による機械技術導入から産業革命が起こっていた。日清戦争後の資本主義の成立、小作人は重税に苦しみ、その歯車に巻き込まれていった。中山道は薮原の大地主・平野屋は、小作人から小作料をとりたて、資本家として一気に肥大化していった。さらには鉄道の開通にともない、山深い静かな宿場町だった薮原はにわかに好景気に沸き、欲と欲とが激しくぶつかり合う利権争いが次第に苛烈さを増していった。

 そんな中、二世の契りを交わした雷姫と徳兵衛の恋路も急転する。
まるで母の怨念に導かれるかのように、一歩また一歩と仇へと近づいていく雷姫。
薮原のシマを預かる九平次との因縁とはいったい?

恋と義理のはざまで揺れ動く女を、近松門左衛門作『曽根崎心中』をモチーフに描く、48BLUES発クライムサスペンス!
血濡れた修羅道を宿命づけられた雷姫の愛と復讐の挽歌がいま、桜散る中山道に轟き渡る!

STAFF
[作] 市村圭蔵 [演出] 大浜小浜 [舞台監督/美術] 加藤事務所 [殺陣] 大濱琥太郎 
[照明] 青木大輔(株式会社アステック) [音響] 岡田 悠(One-Space) 
[宣伝美術] 松崎正和 [広報] 秋山明美 [Web] ヨネクラクミコ
[制作] ニシムラケンタロウ [企画・製作] 48BLUES事務所
[協力] 堀川裕樹 空鼎鬧 スパンキーヴォイスアクターズアカデミー