2008年7月11日(金)~13日(日)
at 六本木アトリエフォンテーヌ
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1940年、東京。大衆演劇の旅一座に、天才と唱われた男があった。
その名も、『看田屋』の看田板左衛門。通称、看板!
芸のためなら、惚れた女も質に入れようとうそぶくこの男も、時代の流れには抗がえなかった。トーキー映画と、赤毛物と言われる新劇の勢いに、雪崩をうったように流れていく観客。それを取り戻すために考え抜いた迷走の作品。
映画界の大スター、「ヒトヅマ」こと人見妻三郎を向こうにまわし、板左衛門の芸が冴えわたる!
板左衛門を愛し、支え続けてきた女形役者の裏切りと秘密!
信頼の陰に隠された嫉妬と羨望の渦!
芸道への飽くなき執念が、役者どもを狂わせる!
血縁という怪物に睨まれた宿命の子、看田板左衛門!
南の島に降り注ぐ灼熱のバックサスを背に、いまBASARAと化す!!
「酒と女と博打。そんで芸道。芸道も外道も一文字違ぇ。こりゃ地獄道。
笑って地獄に落ちるバカ。バカは死んでも治らねぇ。俺が噂の看板だァ!」