リアリティー@「語感でアイロニー」#371

今日は夕方まで養成所の殺陣指導。夕方からの稽古がなくなり、とりあえずは爆睡。それから客演先のセリフ覚え。

さて、セリフ術というのは様々。でもほとんどの役者はうまくしゃべろうとする。かつ舌良く。朗々と。気持ちを作って。
それも一つのテクニックなのだろうが、日常の芝居をやるときにその技術は本当に必要なのかといつも思う。リアリティーからどんどん外れていかないだろうか。もちろんかつ舌は良くないといけないんだけど、それをわざとズラすといおうか、俺がいつもこだわってるのは

人間はそんなにうまくしゃべれない

ということ。だから俺は、わざと

下手にしゃべろうとするテクニックを使う。

あとは距離感と語尾をきちんと相手に渡す。次の人がしゃべりやすいようにする。あとは「こそあど言葉」を的確にすること。

それだけのこと。ただ、それだけのことがほんとうに難しいのだが。自分の役の感情を考えて押しつけてくるうまくしゃべろうとする役者より、相手の感情を引き出すようなしゃべり方、そして下手にしゃべれる役者で常にいたい。

役の気持ちを演じるリアリティーのない演じ方とあるがままただそこにいてしゃべること。どちらに芝居の神様はほほ笑むのだろうか。

俺は後者だと信じて今までセリフと戦ってきた。これからも変わらないだろう。削いで削いでシンプルに。

やったるぞ!

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