僕はテレビはほとんどBSばかり見ています。趣味に合うものが多いんです。登山だったり、歴史物だったり、野球だったり、ただ飲んでるだけの番組だったり。なかでも、もはや地上波では放送できないであろう、やっても放送禁用語連発で「ピー音」しか入らないであろう、僕が小さい頃よくやっていた、それでいて、ツタヤでは借りないであろうスレスレの邦画をよく観てます。
今度、
「新幹線大爆破」
やるよね。このご時世での、この大胆さたるや。BS恐るべし。テレ東枠に匹敵するマイペースさ。好きな映画なので時間が合えば観ると思いますが。寅さんも毎週やってますよね。今日もやっていて、爆笑してやっぱり泣きました。
この間「獄門島」石坂バージョンをやっていて思わず観てしまいました。小さい頃、この金田一シリーズはよくやってたのですが。前にもこのブログに書いた、トラウマになった邦画シリーズなんですね、これ。
助清
然り。
山崎努
然り。
まあ。このシリーズ。簡単に言っちゃうと、島や村の権力者が引き起こす手込めにした女中から派生した一族の悲劇と殺人事件なんですわ。とにかく、殺害シーンの恐怖感たるや。その謎を解いてく我らが金田一探偵。
この「獄門島」もキーワードが俳句からくる
「季違い」と「キチガイ」
なんです。
放送出来るか!
何が凄いって、この何年か後に「W浅野」の片方として世を席巻した「ゆうこ」のほうが、気の狂った三人娘の一人を凄いテンションで演じていて。しかも、予想どうり殺されるというね。もっと言うなら、上にも書いたような簡単なサスペンスながら、俳優陣が濃すぎて、
全員、犯人に見えてくる
凄さな。このシリーズ唯一の三枚目キャラのダメ刑事の「加藤武」ですら、その人相のコワモテ感半端ないわけで。で。名女優の一人。大地喜和子のエロス感。この人。決して美人ではないのに、華というか女優の業を感じる演者で。また相手役がピーターで。胃もたれしそうな感じなんだが、何もない。作品に流れにも関係ない。しかし、観てる側にはこの二人には何かいかがわしい秘密とエロスがあるんじゃないかと言う期待感。
すげーよ。
かつて、小劇場界のパイオニアにしてカリスマの唐さんが言った
特権的肉体
かつてはゴロゴロいた怪優達。この間、とある演出家さんとたまたまお互いBS観てた「二百三高地」で盛り上がり。そのまま昼間から飲みに行って声枯れるまで爆笑してしまい。
いや。これから俳優を目指す人も最近の映画を観て俳優を目指してるなんて語るぐらいなら、昔の邦画観たり、アングラと呼ばれるような強烈な舞台観て、今の俳優と何が違い、これからどういう肉体を持って俳優とするか考えて行ったら、もっと俳優と言う「業の商売」ってやつを勉強できるんじゃないかなあとは思います。
何もしないで、寝て起きたら名優になれることは、まずないですから。
やっぱり、観てる側に想像力を掻き立てられる俳優になりたいなあと改めて思いますな。
BS恐るべし。