三沢の壮絶な死。ショックだ。客の呼べる数少ない大物レスラーだっただけに。
三沢がタイガーマスクの仮面を試合中に脱いだその日に俺全日の試合観にいってたんだよなぁ。
前にブログで殺陣とプロレスって似てるということを書いたんだけど。エンタということ。嘘を真にする商売だということを。
実はもう一つ似てる側面があって。プロレスは昔は新日と全日しかなかった時代から今じゃインディーズ含めすごい数の団体がひしめいていて。
演劇もまた新劇が出てきて、アングラが打倒新劇目指して今じゃ小劇場界も腐るほど団体があって。殺陣だけを特化したってすごい数の団体がひしめいている。
そこをどうにか勝ち抜いていかねばならず。しかもプロレスも演劇も斜陽である。娯楽の選べる時代からは完全に取り残されてるのは確かで。
でだ、三沢もスター選手でありながら全日と決裂してからノアを経営をしてかなければならない社長でもある。あれだけの素質と実力を兼ね備えながら。日テレの放映が打ち切りになってから三沢も金策で大変だったみたいだね。
なんつぅか、苦しいことはあまり語りたかないけど、ヨンパチもまた黒字という絶対命題と面白いものを創るという意思と演者としての重みが全ててめぇにのしかかってくるわけです。
殺陣もまたコンマ何秒の世界。木刀一つで大怪我させたり失明の恐れだってある世界。
切っ先に神経を配れ
と、何度も言うし。うるさいと思われようが安全を期すために集中力は絶対条件。
最近、健康面をよくブログで書いたりしてるけど。俺の住む世界も客がいる以上体がボロボロになろうが己の都合で舞台に穴は開けられない。その中で最高のパフオーマンスを簡単にやってのけなければ芸ではないわけで。その為にはやはり健康じゃないと続かない。
三沢光晴というレスラー。俺は忘れない。
心よりご冥福をお祈りいたします。