55@「語感でアイロニー」#1090

すっかり秋めいてきましたね。家の前の森から冬の匂いがしてきました。

さて。ちょっと前にヤクルトのバレンティンが日本記録であり絶対的数字である王さんが持つ

ホームラン55本

の記録が破られましたね。

解説の方が

時代が変わった

と、言ってましたが。たぶん違う。

時代が終わったんだ。

一昔前はこの記録を越えそうになったバースやローズと言った助っ人外国人に対して、あからさまな敬遠策を講じ、日本球界が、いや野球ファンが越えられたくないと願っていたのだ。敬遠策という汚ない圧力を利用しても日本中の野球ファンが黙認してきた。

聖域である55と言う数字を。

もし、その記号を越える宿命を背負わされたとしたら、

言わずとしれた背番号55を背負わされた松井秀喜だったのだろう。

その松井も引退。更には、野球界や少なからず残った野球ファンの中のほとんどが王長嶋というONの記号に間に合わなかった世代が増えてきたのではなかろうか。

無論、僕も偉大なる昭和が産み出したスターの現役時代を知らない世代である。

イチローが色々な記録を塗り替えいくリアルタイムに生きてる僕らは、越えないで欲しい幻想とは向き合えない。

僕は王さんが好きだ。なんか凄い人だ。あの積み重ねてきた868本はきっと越えられないだろう。

なんだかドラマ性を帯びていた55という数字。ノスタルジックになる感じ。

バレンティンよ。圧倒してくれ。70本まで。笑い飛ばせるくらい明るく越えてくれ。

娯楽が野球や相撲だけじゃない多様化した時代にドラマ性生まれるとしたら圧倒的な数字で越える事だ。

いや待て。西武のおかわり君が背番号60を背負ってるな。

59本でなんとかならんか(笑)

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