本日、殺陣教室。
いえ~い。
自分で自分を撮ることがすっかり上手くなってしまってる琥太郎です。いえ~い。
初心者がいなかったので、突き蹴り投げの稽古を30分。8月の殺陣のシーンをビデオで観て自分に納得できない個所があったので、振りを覚えてあれこれ修正。汗だく。
ある種の危機感をエネルギーに変えている。進むしかねぇんだ。
上のクラスに、本場ニューヨークでミュージカルをやられてる和智さんが帰国で我が道場に体験で来られました。
聞けば、向こうでも殺陣を二年勉強されているらしく。
二年も続ける人、日本じゃなかなかいませんよ。
と、言うと
え~。日本ではみんな凄いやってるもんだと思いました。
とほほ。
これが、外国で活躍されてる日本人と、日本で色々な事に引っ張られてフェードアウトする日本人との違いなのかと暗澹たる思いに駆られる。
今通われてるやり方もあるだろうから、形はそちらでやられてる形を生かしつつ体験して頂きました。
長物をやられた事がないようなので、楽しみながらやられてました。
ありがとうございました。
アクティブな女性が世界で頑張ってるのはすばらしいことですね。
ニューヨークでもご活躍されることを願っております。
さて。
この間、舞台観劇に行ったら、たまたま隣の席に、前にお世話になった殺陣集団の方と一緒になり。その方が、
大濱さんの所は、みんな長くやられてるんですか?うちの道場、一年ぐらいで皆辞めてくんですよね~。
と、聞かれたので
自然淘汰されてくもんだから、そんな気にしなくていいんじゃねぇの。
と、言うと
でも。長い事やらないと他の所でも結局またやり直しだし、殺陣の共通言語で物を語れない気がするんですよ。
と、熱く真剣に語っており。
言ってる本質や気持ちはよくわかるんだけどね。
てか、殺陣のない芝居を観劇する前に殺陣で熱く語ってる俺たちはなんなんだ。
と、笑わせておいたけど。
俺らの頃は、情報もあまりないから、老舗の剣友会とか行くしかなかったんだけど。どうも、この閉鎖された世界をどうにかしなきゃいかんと動き始めたら、別に示し合わせたわけでもないのに、同世代の方々が同じ動き。すなわち殺陣をやる人口の拡大を模索してて。
今色んな人が殺陣をやって、時代劇もまた盛り返してちょっとしたブームにもなってる。舞台も殺陣を取り入れてやってる所が多い。いい事である。若い子達もチャンスや色んな殺陣を経験できる。恵まれてもいる。
ただし、きちんと長くやってる方が振付されてるならば。
とは、思うのであります。要するに観劇する前にしゃべってた方の言ってる肉体を通した共通言語の事で。
一年ぐらいやったもの同士が何も体を通して学べてないのに自分たちで見よう見まねで殺陣を作っちゃってることなのだ。何をしてるのか全くわからない。もちろん、それを経て学ぶことも多いんだろうけど。殺陣芝居が増えて殺陣の人口が増えたことは本当に喜ばしいけれど、全体を通して水準が上がってるかと言えば、むしろ逆に下がっちゃってるような気がしなくもない。
あとこれはね。日本人気質というかムラ社会気質と言うか。未だに「流派」とかいう言葉で固まっていがみ合ってる事かな。ちょっとね、うんざりしますです、はい。
いいものはいい。凄い人は誰が見ても凄い。てか、どこの間合いでやっても成立させる力つけろ。
これでいいんじゃねぇのかなぁ、と(笑)
俺は俳優でもあるけど、長く殺陣をやってる身でもあり。世界から見て、絶対日本のサムライの殺陣は誇っていいものの一つだと思っています。
最後の危機感てのが、それはずばり
スピード
であります。世界各国のアクションにお家芸があって。中国ならカンフーとかさ。とにかくどこの国でも生身の肉体を駆使して凄い速さでアクションをやってる。
とにかく、日本のチャンバラはスピードが遅い。
もちろん、お客様がね、ゆっくり動いて長い殺陣観て満足してるわけだから、俺がどうのと言うことはないんだけど。
世界基準で考えるなら、サムライの国が誇る殺陣は凄くスピードが遅い気がして。どうにかしないとなぁと模索し続けてるのは確かで。
要するに鍛えられた者が、きちんとその世界基準を意識して考えて行かなきゃいけない時期にきてるような気がするのです。
かなり前だけど、とある殺陣団体の方が、ヨンパチの殺陣の動画見たらしく。
そんなに速く動いたら安全が確保されません。うんちゃらかんちゃら。
と、メールが来て。覗いてみたら、他の全ての団体にゴチャゴチャ書いてて(笑)恐い。あ、これダメな人だと返信もしませんでしたけど。表現方法は様々だから。言う事もないんですけどね。とにかく中年太りした主催の方がゆっくり動いてらして(笑)
これって、ゆっくり動いてるんじゃなくて、速く動けない人なんじゃないかと。唖然としまして。
安全を確保した上で芝居の意味も考えた上で、鍛えられた者同士がトップスピードで動くから夢があるんじゃないかと。はたまた、お客さんを圧倒するプロの技を見せるゆえにお金を取れるんじゃないかと。その為に必死こいて稽古するんじゃないかと。ぐるぐるした次第で。
サッカーでもゼロ戦でもいいや。
たぶん世界の人から見た日本人の身体感覚は、小柄な体を駆使して無駄を無くして独楽のように鋭く速く動くからサムライなんじゃないかなと。
何様だと言われても気違いだと思われても、誰かがそうやって声を出して動いていかなきゃならんだろうし。足の裏から腰に伝達させて素早く動く体の使い方は、長年研究してきた事で。それが正しいかではなく、あくまで世界基準でのスピードを考えたら。
と、思うのでありまして。
うちの後輩達も
大濱さん、はえぇ!トラ、こえぇ!
と、苦笑してるわけですが。きちんと型が身について全体が見えるようになったらスピードを上げれる体を作って、体の使い方を覚えろ。緩急覚えろ。迫力考えろ。
と、言うのはそんな意味です。
後十年もしたら俺もスピードは確実に落ちて、どってりと重厚な殺陣に変化してくことでしょう(笑)それまでに、百人いたら一人ぐらいは、その意味理解して次に繋げれる人材が出来たらなぁ。
体酷使してメンテナンスも必要になってきたけど。そういう思いもあって時間あるときは、必死に一人稽古しとるわけです(笑)
あらら。秋の夜長。長文にて失礼します。
てへ。

