願い@「語感でアイロニー」#559

本日、朝早くに実家へ帰る。

2.3日前に親から、大濱家の永遠のお嬢と言われている猫のしもしゃんの具合が悪くなった、という連絡を受けて。

癌という診断を受けたそうだ。

俺が高校の時に我が家へ来たから、20年近く生きている。老衰も手伝って手術も出来ないらしく・・・・。ご飯もまともに口に通らず、点滴を打っては少し元気になる状態の繰り返しらしい。

悔いは残したくないから。

実家に戻ると、一年ぶりなのに俺が

しも

と、声をかけると振りむいて、なついてきた。

余りにもやせ細ったその姿に思わず涙が出てきてしまった。動物はそういうの察知するからあわてて外へ出てタバコを吸う。

疲れたのか、すぐに寝るところへ行き、寝てしまった。

小一時間はそばにいただろうか。撫でてあげることしかできない自分の無力さに腹が立つ。

稽古があるため、後ろ髪引かれる思いで実家を後にする。

覚悟決めて。

年末まで帰れないだろう。どうかそれまで一日でも長く生きてほしい。また会いたい。

俺も一瞬一瞬を生きるから。

庭には一輪の椿が咲いておりました。

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