トラのトレッキング 1stGIG 雲取山縦走@「語感でアイロニー」#542

年内最後のオフであろう日を利用して登山の誘いを受け登る事に。

ところが聞くと一泊で標高2000メートルの山を登るとのこと。

大丈夫か、俺。装備のない俺、大丈夫か。知識のない初心者の俺、大丈夫か。明らかにオフでないであろう休日の体力の使い方、大丈夫か、俺。山荘、消灯21時、寝れるだろうか、俺。

前日に持ち物をあれやこれや詰め込み、恒例となった一泊なのにパンツ4枚を入れ、消灯の時間を考え、ビールと日本酒の紙パックの方を詰め。

いざ、当日。

5時半に起き、奥多摩まで行き。そこからバスで30分。9時半登山開始。

綺麗な景色と澄んだ空気にウキウキ気分の元気な俺。

 

 

 

 

 

 

ところが。山の気候は変わりやすく、雨が降り出す。雨具を着て上り坂。汗も噴き出す。ちょっと休むとすぐ寒くなる。途中休憩を入れながら、昼食の場所とした七つ石小屋を目指す。着、12時半。まずまずだそうだ。傾きそうな小屋で待ちに待った飯。小屋の温度を観ると・・・!9度!!

さ、寒い!

便所の恐ろしいほどの汚さに唖然とするも、友人曰く

「休む所と便所があるだけでもありがたいもの」

だそうで。いかに都会の暮らしに慣れてしまった自分を再発見。友人の作ってくれたウィスキー入りの紅茶を飲むと体が温かくなる。ありがたい。

休憩をして、延々と登りをひたすら歩く。でだ、登りがきつい道であればあるほど燃えてくる自分も再発見。自分に負けたくないからかな。

初心者なのに標高2100メートルを登りきる。あいにくの曇り空の為、富士山が観れないのは残念だったが、まずは自己満足。

 

 

 

 

 

 

 

エイドリア~ン!

 

 

 

 

 

 

ウッキッキー!てか、おい!指、写ってるよ!

 

 

 

 

 

 

一瞬の喜びもつかの間。泊まる山荘目指してまたひたすら歩く。

夕方飯を食い、消灯9時。

と、いいながら疲れて7時過ぎに酒の力も借りて寝てしまう。シンプルだ。すこぶる、シンプルだ。

そして、翌日の朝食が、なんと5時半。は、早い。

と、いいながら、米お代わり自由で他の来客がお代わり少なめと小声で言う中、

おいしいっす!ご飯、大盛りお代わりでお願いします!

シンプルだ。すこぶる、シンプルだ。

で、ご来光!

 

 

 

 

 

 

なんか、泣きそうになりました。美しすぎて。

6時半に出発。逆側を下る。途中の横絶壁のぬかるんだ道を恐怖で歩く。スニーカーしか持ってない自分を呪う。

でも観て下さい。雲の上にいるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下りは汗はかかない。体力的には楽である。しかれども、それがゆえに慢心が起き、足を滑らせてしまう。俺は下りの方が精神的にきついな、と思った。

なんか、山登りって人生の哲学にも当てはまるなにかがあって。

てっぺん、取ったる!

でも、

景色が綺麗

だけでもなく、

ただひたすら一歩ずつ進んでる感じが俺にはきつくもあり喜びでもあるのかもしれないね。遠くから文句などいくらでも吐けるけど、そんなもんは暇人のすること。渦中に入って進むべきは進み、耐えるべきところは耐える。そんなのが俺の性には合ってる。

登山なんて中高年のやるもののような気がしてたけど。侮るなかれ。色々な意味で自分発見もあり。体力あろうが、ひとつの雨というイレギュラーに一喜一憂してる。予定調和ではないタフさが必要で。

誘ってくれてありがとう。

趣味という趣味もない芝居馬鹿である自分だけども、武道も登山もたぶん俺嗜好に合ってるな。

と、思った。

また、行きたいな。

明日から、怒涛の日々。年末まで全力疾走。

やったるぜ!

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