日曜日は殺陣本部道場。
素手のコースは池田。基本稽古を多めに。たらふく汗をかく。
上のコースは個別に。
殺陣道場を始めて10年。最後の振り付けで、初めて芯(斬る役)をやってみました。古川、池田両氏は長い事俺の道場で修行して、今年から俺がカラミ(斬られ役)をやったりしてきたけど。それは、勿論、二人のスピードに合わせて、気持ちよく終わらせるようにしてきたんだけど。昨日は古川池田と同じ振り付け。同じ条件で順番に芯を取り。俺の番に回る前に池田が、カラミに回るので、どう斬られるか古川君が芯の時に、俺のカラミの時の動きを真似しようとして、回転したりして反復稽古してたんだけど。
回転などしてる暇なんてねーぞ。
と、思い見てて。いや、池田が悪いんじゃないの、これは。道場生だったり、舞台で出会った殺陣師だったり、殺陣を通して出会った仲間と殺陣の稽古をしてたりしてる想像の範囲のスピードで俺もやるだろうと想定してたんだと思う。
当然、俺のスピードに二人とも全くついてこれず。普段キッカケ声を大きく出してくれてる2人なんだけど、全く出ず(笑)たぶん一番やってて感じた事は、
殺される・・・
だと思う(笑)勿論、当ててないよ。しかも、小さく雑に振ってるわけではなく。大きく速く美しくと言う不文律は絶対条件で外さず。斬り合いと言う表現。一瞬に懸ける演技。シーンを創ってみせる覚悟。普段は、丁寧に解りやすくゆっくり教えてる殺陣のオジサンが、表現に入ったとたんに放たれる殺気。気づいたらインファイトのような位置に踏み込まれてる。俺自身も芯そのものを取るのは五年ぶり。思わず、
殺陣って、楽しいんだねー。
と、ニコニコしてたら、道場生が苦笑。いや、こんなリズムでやってたなあと思い出して(笑)普段は、学校や養成所や個人レッスンなど、仕事先の要望に合わせて、カリキュラムを立てて指導したり。殺陣師で入る時は、演出や監督とどういう殺陣がやりたいか打ち合わせして、脚本読んで振り付けを渡したり。それでも、役者さんがそこまでの技量や期間がなければ、現場でその振り付けを捨て、その場で考えて直したり。でもね、自分でやると分かるんだよね。自分が自分である瞬間が。細胞が粟立つような感覚。で、
ラスト一回
の号令が掛かった時の二人の悲壮感と
音楽入れてやるぞ
と、言った後の元メンバーの悲壮感が一緒で(笑)いい顔になってる。これも懐かしく思い出しながら。いいきっかけになったと思う。道場生のこれからに期待しよう。頼むぜ、道場生。帰りの電車で古川君が、
琥太郎さんの手合せのスピードが、道場生の本番よりはるかに速いのにビビりました。
と。思わず、爆笑。
いい稽古でした。