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大濱琥太郎トラの穴タイトル

48BLUES代表 大濱琥太郎が各界のプロフェッショナルと語る「ヨンパチ琥(トラ)の穴」。
第2回のゲストは、書道家 中澤希水さんです。

プロフィール

中澤希水(なかざわ きすい)さん

書道家の両親の元に生まれ幼少より書を学ぶ。
その後、成瀬映山(日展参与・文化功労者)に師事。

・暢玄書道会主幹
ATELIER 無礙(アトリエムゲ)代表
webサイト≫ http://www.atelier-muge.com
・謙慎書道会評議員

大濱:

さてさて全国1億2千万の「琥の穴」ファンの皆さん、おまっとさんでした。「ヨンパチ琥の穴」第2回目!ガルル〜っ!てなわけでハイテンションでお送りしたいと思いますが、今回のゲストは書道家の中澤希水さんで〜すっ!ガルル〜っ!

希水:

・・・・

大濱:

やれよっ!ガルル〜っ!

希水:

ガルル〜

大濱:

(笑)ということで、トラは希水さんの書道教室に入門させていただくために白金台の紫雲山瑞聖寺、報恩堂に来ております。本日はよろしくお願いいたします。

希水:

よろしくお願いします。

大濱:

すいません。マスク被ったままでよろしいですかね(笑)

希水:

いいですよ(笑)。僕も被りたいくらいです。

大濱:

希水さんまで汚れないで(笑)

トラ 机に向かう

大濱:

今日は「琥の穴」と書きたいんですが良いですかね?

希水:

3つのパターンを持ってきました。どれが良いですか?

大濱:

うわっ!カッコいいっ!つ〜か難しくねぇ?「琥」っていう字ってこう書くんですか?いや、どれにしようかな?ごめんなさい。独り言ばかり。

希水:

いえいえ(笑)

大濱:

これにしていいですか?この伸びる線のやつ、カッコいいんで。

希水:

わかりました。

大濱:

なんか緊張するなぁ。何から始めますか?

希水:

まず墨を摺ります。45度の角度で硯に当てるんです。

スリスリ

大濱:

おっ。柔らかい。(カメラマンのドッティに)小学校のとき使ってたヤツってもっと硬かったよな〜

希水:

硯も墨も高価な物ほど柔らかくなります。

スリスリ スリスリ スリスリ (5分経過)

大濱:

って、まだですか?いつまでやればいいんですか?

希水:

まだサラサラした感覚ですよね?粘りが出てきますのでそれまでがんばってください。

大濱:

血液はサラサラのほうがいいですよね?

希水:

・・・・そうですね(汗)

スリスリ スリスリ スリスリ (3分経過)

希水:

感触が違ってきましたか?粘り気が出てくるのが分かりましたか?

大濱:

わからないです。

希水:

もう少し続けてください。

大濱:

・・・・は、はい。

スリスリ スリスリ スリスリ (5分経過)

大濱:

おっ!いい匂いがしてきた!

希水:

よかったです。もう少しですね。

大濱:

これってあれですね。カレーを粉からつくるみたいな原理ですかね?

希水:

・・・はい。そうかもしれませんね(汗)

大濱:

でもあれですね。黒(硯)に黒(墨)だからわかりづらいですね。ブラックオンブラック(笑)。

希水:

墨に水分がついてくるんです。慣れてくると感覚で覚えられるんですよ。墨を摺るという動作はとても大切なんですよ。気持ちを切り替えて、香りで精神を落ち着かせて、それから書くんです。

大濱:

なるほどね。集中していくってわけですね。

★第1回のチャレンジ
大濱プロフィール トラのつぶやき:

「配置が難しいよな」

師匠のコメント:

「躊躇なくのびのびと書けています。この調子ですよ。書き出しに注意してください。上が空きすぎていて、下が窮屈です。もっと上から書いてあげてください。勢いを維持したまま、バランスに注意して書いてみてください。」

トラのつぶやき:

「『穴』という字がうまく書けない。」

師匠のコメント:

「『穴』という字を書くときは『穴』という字を書こうと意識しないでください。まず、白い部分を見つけるように意識してみてください。そうすると、おのずと変化がついてきます。」

★第2回のチャレンジ
師匠のコメント:

「バランスはよくなりましたね。いま書いているのは「行書」です。「行書」は「楷書」のように一回一回(角を)入れません。柔らかく入れるんです。あと、イメージとしては一気に書いてください。迷いが見えてしまいますから。。硬さをなくすと、なめらかに書けるようになります。」 「『の』は真四角になっています。もっとつぶしてあげて変化をつけてください。『穴』はカンペキです!」

★第3回のチャレンジ
トラのつぶやき:

「ちっ。心の迷いが出ちまったぜ。。思い通りに書けないものですね。希水さんが何百枚も書く理由がわかります。あ〜、もう、ちきしょ〜〜〜。マスク取っていいっスかね(笑)。」

師匠のコメント:

「線の乱れは心の乱れです。余計なことを考えると本当に線が乱れますよ。パーツで見ないほうがいいですよ。こっちはこっちの方がいいな・・って考えたらダメです。ニュアンスというか雰囲気で見るんです。」

★第4回のチャレンジ
トラ(会心の出来?):

「できた!希水先生!できました」

師匠のコメント:

「よくなっていますよ。最初に書いたのと比べると良くなっています。流れと勢いを消さずに、メリハリが出てきましたね。」

トラ(涙・・?):

「ありがとうございました!」

まだまだ続きます!<PART2-対談編>を読む!!≫

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