2009年2/16(土)―2/17(日)
at 渋谷ROCKWEST

【番外編】劇団マッコリー「犬侍GT」 [smartslider3 slider=20]
STAFF


[作] ほりかわひろき
[演出] 市村圭蔵
[音響・照明] 伊藤一巳
[写真] 土居雄一
[フライヤー] 松崎正和
[企画/制作] マッコリー制作委員会

CAST
市村・ユッケ・圭蔵
帖佐・トッポギ・侠成
ほりかわ・マッコリー・ひろき
≪この怒り、拙者のさやに納まらぬ≫

 赤穂浪士による吉良邸討ち入りから三十年。死して武士道を貫いた義士たちの陰で、涙を飲んだ不忠者・高田郡兵衛の後日談。

「拙者には、愛する妻と子供を残して討ち入りはできぬ!それが拙者の選んだ道でござる!」

 赤穂浪士脱盟を決意した高田郡兵衛の半生は、決して平坦なものではなかった。
元赤穂藩士で生き残った者は例外なく、「不忠者」、「犬侍」と世間から罵られ、その標的は家族にまで及んだのである。
三十年近く経った今、高田郡兵衛は、年老いた妻の介護に追われ、日々の糧にも事欠いていた。
なにより彼の心を痛める一事。三年前、家を飛び出した息子・空のことである。
あれは底冷えのする冬の、亥の刻。空を襲った一刀の刃は、いっしょに連れ立っていた無二の親友・新三を無残な遺体に変えた-
 物語は、空の帰郷からはじまる。無一文で飛び出していった息子の変貌ぶりに、たじろぐばかりの郡兵衛。

当時、辻斬りの犯人と噂された旗本・牧野平三郎の妾となった新三の妹・お清。
そこに現れるは元赤穂藩士の藤堂義平。
空が、旗本屋敷からお清を奪ってきた一件を聞きつけ、義平は一計を案じる。

「うまく立ち回れば金になる。いや、武士に返り咲くことも夢じゃねえぜ」

裏切りと羨望、そして情愛が交錯する男たちに残された道は果たして!?
不忠者の父を恨み抜いた空。その息子を追いかけるように刀を握った高田郡兵衛の運命やいかに!?

『忠臣蔵外伝』のそのまた外伝!?新ユニット劇団マッコリーにより熱く再燃!!